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当院は昭和55年に、前院長 大橋一惠によって、名古屋の草分け的な神経科・精神科クリニックとして開設されました。以来40年に渡って、現代社会の様々な精神的ストレスや症状を「密かに」抱える人々が、自らの人生を語り自分を見つめる場として、重要な役割を果たしてきました。そして令和2年4月1日に、院長が小林芳樹にバトンタッチされ、当院は新たに生まれ変わりました。折しも世界中がコロナ禍に見舞われ、グローバル資本主義や政治の弱点、問題点が露呈し、予測困難な将来への人々の不安が急速に増大するのを、日常診療で痛切に実感する毎日です。今から100年以上前に、精神科医・精神分析家フロイトによって、トーキング・キュアTalking Cureとして開拓された精神分析療法は、以来文明社会に生きて症状に苦しむ人々の声に耳を傾け、自分らしさを取り戻す手助けをしてきました。当院においても経験豊富で専門性の高い診療スタッフ(医師および心理士)が、患者様お一人お一人のご要望と必要に応じて、一般診療(一般精神療法、薬物療法)、特殊診療(精神分析療法)を行っております。

院長 小林芳樹